3月23日〈土〉に令和5年度の三宅奨学会歓送迎会兼研修会が北広島町有田にある千代田産業振興センター大会議室にて開催されました。
午後1時半には受付登録をすませることができました。新奨学生の内定者は5名でしたが、1名辞退された結果、新奨学生は次のとおりとなりました。
奨学生No.619 岡山大学 歯学部〈広島新庄高校〉 奨学生No.620 自治医科大学 医学部〈県立広島高校〉 奨学生No.621 山口大学 経済学部〈広島新庄高校〉 奨学生No.622 島根県立大学短期大学部〈加計高校〉
会は新奨学生4名とその保護者4名を迎え、三宅奨学会からは理事3名、評議員5名の出席により16名の参加で実施されました。あいにくの雨で三宅奨学会研修施設「修験の森」の見学はできませんでしたが、午後2時より、午後4時まで、理事から三宅奨学会の設立の経緯と存続の意義について紹介され、また奨学会の義務について説明されました。
説明の要点は次のとおりです。
【1】キリンビール常務であった故三宅勇氏の退職金全額を中心とする個人の寄付によって成立しており、故人の願いが広島県北地域の学生の修学支援を通しての地域発展にあること。 【2】奨学会は奨学会のOBの無報酬の運営参与によって行われており、奨学会の収入は基金のわずかな利息のみであること。毎年500万円をこえる資産減少はあるが、あと13.4年はなんとか事業の継続が可能と考えられること。 【3】奨学会の事業は奨学金の貸与と学生の指導の2つの柱からなっており、指導とは、①研修会の実施 ②毎月の近況報告への返信 ③年度末の「修学状況報告書」〈要・成績通知の添付〉によっており、②③は奨学生の必須義務となっていること。 【4】三宅奨学会は99.7%という全国の奨学会の中でも抜群の完済率を維持していること。 【5】奨学会のOBたちは、広島県のみならず広く活躍しており、特に教育、行政等での活躍がめだっていること。 【6】奨学金を受けて、それぞれが充実した大学生活を送ることが設立者に応える唯一の道であること。広く眼を開いて様々な若者らしい多様な経験をつみながら、学問追究をおろそかにせず、優秀な成績を求めることが大切であること。
以後は各役員からの歓迎と激励の言葉、新奨学生とその保護者からの謝辞や決意表明をいただきました。
とりわけて、新奨学生となる皆さんからは、大変にしっかりしたお話をいただき、すばらしい門出の会にしていただきました。
全国のほとんどの奨学会が、お互いに顔をあわせることもなく、ただお金を貸す、返還するというだけのつながりとなつている中で、このような会が設けられていることを貴重と思うという発言もあり、あたたかい会だという印象を語ってもいただきました。
会の終了後には、奨学会の役員会が開かれ、来年度の事業計画、予算等が決められました。令和6年度は16名を奨学生として登録して、資金の貸与と給付を行うことと決まりました。また、前年度と同様の方法で奨学生募集を行うことも決まりました。